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沖縄の苦難の道への理解と感謝を [天録時評]

 沖縄は、今月23日、慰霊の日を迎える。中国が軍拡を続け、海洋強国を目指す中で、わが国の安全保障にとって、沖縄問題の解決は必須である。そのためには、沖縄県民との相互理解、相互信頼が必要だ。沖縄が地政学的にアジア、西太平洋の平和の要であるとの理解を求め、「国防に協力することこそが沖縄の発展の道である」と説得しても、今の沖縄県民には容易に受け入れられない状況となっている。その原因の一つは、やはり沖縄県民の政府に対する根強い不信感にある。同時にそれは政府にだけではなく、本土に住むわれわれにも向けられている。
 わが国が戦後復興から、高度成長を遂げ、平和を享受できたのは、沖縄のおかげであったことを、本土に住むわれわれがどれだけ自覚しているだろうか。沖縄県民にわが国の安全保障のために大きな犠牲を求めるのであれば、われわれも沖縄の歴史、戦争が残した心の痛み、なおかつ基地に依存せざるを得ない県民の苦悩や複雑な思いを理解することが必要だ。沖縄が慰霊の日を迎えるに当たって、われわれも沖縄への理解を深めると共に、沖縄問題解決のために何が必要かを考えてみた。 つづく

平成25年6月21日 日本時事評論より

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